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無駄な努力???

みなさま、こんにちは。


さて、先日の小6のYさんの授業。
いつも楽しく絵を描いて、算数の問題を考えている子です。


前行っていた塾では、先生にせかされて問題を解いていたので、結局、


「できるようにはなったかもしれないけど、
何をやっているのか分かんなかった。」

そうです。


そういう子、実は結構多いんじゃないかなと思います。
子どもには、時間が必要です。


たっぷりと時間を用意して、
自分が納得いくまで「遊ばしておく」と、
自分が納得するまで「あーでもない」「こーでもない」
と悩んでくれます(=遊んでくれます)。

その時間が大切なのでしょうね。


昨日、Yちゃんが取り組んでいた問題は、こちら。


『カタツムリ学園では毎年1月1日の朝6:00から木登り競争をします。

今年は、18mの木登りをします。

ムーリー君は1cm進むのに2分、ローリー君は3cm進むのに5分かかります。

では、最初にゴールするのはどちらで、

どれくらい早くゴールして、

何月何日の何時何分にゴールするのか計算してみましょう。』





さて、Yちゃん、
「どうしよう?」
としばらく悩んでいましたが、おもむろに、
「センセ! ハサミとテープ貸してくれる?」
と聞いてきました。



「いいよ。あそこにあるから、自由に使ってごらん。」


「やったー!」


しばらく自分の席でゴニョゴニョと独り言を言いながら作業をしていたかと思うと、

「できた~!」

とこちらを見せてくれました。



dscn0922.jpg







何だか分かります?


そう、18メートルの木はさすがに作れませんでしたが、
その1/10スケールの180センチの木を作ってくれました!(笑)


そして、そこには、メモリが打ってあります。



dscn0923.jpg






そして、それを1つずつ数えながら、計算してくれていました。


そして、その計算の途中で、

「あ! そうか!
18メートルは、1800センチだから、
1センチ進むのに2分かかるということは、
1800の2倍の分(時間)にすれば良いんだ!

じゃあ、ローリー君は・・・。」


という発見もあったようです。



『普通の塾』の観点から言うと、
「なんて、マドロッコシイことをしてるの?
要領悪いし、時間もかかるじゃない!!!

1問でも沢山解かせた方が、保護者の費用対効果も高いんじゃないの?」
という声も聞こえてきそうです。


確かに、ごもっともです。笑


ですが、それをするのは、

『具象的思考から、抽象的思考に移行した後」だと思います。


少なくとも、小学生のとき、
或いは、「自分でちゃんと確かめたいとき」は、
具象的な、或いは具体的な物で確かめる必要があります。



また、そういう時間を過ごしていないと、
「考える」という土台が出来ていないまま、
「抽象思考」を強いることになりかねません。



このYちゃんも、今は、抽象思考に移行するための練習を積んでいる最中です。

私は、これを「無駄な努力」とは言えません。

絶対に必要な時間です。



Yちゃんは今までの「モヤモヤ」を晴らしたいと、一生懸命です。
(でも、とても楽しそうにしています)(笑)





親御さんがお子さんに

「優しい子になりなさい。」

とよく言っている風景をよく見ます。



或いは、

「人の気持ちが分かる子になりなさい。」

と言われていることもよく聞きます。





でも、そう言われた子どもは、

『優しくする』、

『人の気持ちが分かる』

とは、具体的にどういうことなのかわからないのです。


また、それに「親の期待」が入ると、余計にヤヤコシクなります。(笑)




「Aちゃん。
あそこでお金を落として拾うのに困っているおばあちゃんがいるよね?
お母さんちょっと荷物で両手がふさがっているから、
ちょっと行って、おばあさんのお金を拾うの、手伝ってくれるかな?」


そう具体的に指示してあげると、子どもは何を求められているか分かるので、
行動に移せます。


そして、そうすることで、きっとおばあさんから、

「ありがとうね~!」

という言葉と温かい笑顔も頂けるでしょう。



そうすれば、子どもも嬉しい気持ちになります。


そのときに、

「Aちゃん、ありがとうね。
お母さんも嬉しかったわ~。

今、Aちゃんはとっても気持ちが良いでしょ?

人に『ありがとう』って言ってもらったら、
とっても気持ちが良いよね?

そういう、誰かのお役に立てることで、
自分が良い気持ちになれることを
『優しくする』っていうんだよ。


自分だけが良い気持ちになるんじゃないよ。

それに、相手だけが良い気持ちになるんでもないよ。

2人ともだよ。

いい?


今度、お母さんが、『優しくしてあげてね』って言ったら、

相手の人が、どうやったら喜んでくれるかな? 

『ありがとう』って言ってくれるかな?

そして、どうやったら自分が嬉しい気持ちになるかな?

って、考えて行動してごらん。

分からなかったら、お母さんやお父さんに聞いてもいいからね。」



等と、ちょっと話をすることで、
子ども達は「優しい」とはどういうことかを理解していくのだと思います。


もちろん、1回で全てを理解するとは思えませんので、
繰り返し伝えていく必要はあるでしょうね。(笑)



「ありがとう」ということ。

感謝するということ。


時々、
「人は最終的に感謝するために生まれてきたのではないでしょうか」
という方がいらっしゃいますが、
私は、感謝が目的で生きているとは思いません。



もちろん、非常に大きな意味では「目的」かもしれません。


私は、感謝とは、人間の心(=たましい)の本質なのだと思います。

ただ、それを思い出した、ということ。


つまり、感謝とは、原因であり目的であるということ。




感謝するとき、人は喜びます。

そして、感謝するときは、
誰かや何かとの「つながり」が分かったときです。


その「いのちの源泉」を確認したとき、
人は「感謝」と呼ばれる感情を思い出すのだと思うのです。


具体的な「つながり」が、実感できたときに、
「感謝」という抽象思考が発生する。


そういう意味では、本当の学力とは、
そのまま生きる力を育むことになるのだと思います。

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2010/10/11 16:56 | 未分類COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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